ごきげんよう。
さてさて、今週はダートキングを決める「チャンピオンズカップ(G1)」ですね。ここでは個人的に大注目の「ノンコノユメ」が出走します。
ノンコノユメ:「どーも。女子っぽい名前ですが3歳男子です。母がノンコです。」
JDDのときに初めてノンコノユメを観たのですが、1頭だけ早送りしたような末脚に驚いたのを鮮明に覚えています。ただ、今回は強力なダート馬たちが参戦しています。
まずはダートの王者ホッコータルマエ。
ホッコータルマエ:「2014年のチャンピオンズカップ優勝、および2014年度の最優秀ダートホースです。前走は、なんと単勝1.4倍と支持をいただいたものの3着…コパノリッキーにリベンジです!」
そしてフェブラリーS連覇の「コパノリッキー」!
コパノリッキー「2014フェブラリーSでG1初挑戦、最低人気で優勝、そして今年もフェブラリーSで優勝し連覇したよ!骨折したけど(汗 」
ちなみにホッコータルマエの「タルマエ」は「樽前山」という北海道の山の名前で、内閣府の防災ページ(!!)によると
ドーム周辺は、今も地熱や噴気がみられる。現在の山名「たるまえ」は、アイヌ語のタロイ・マイ(川岸の高いところ)に由来するが、かつては、アイヌ語でオフイヌプリ(燃える山)と呼ばれていたと言われる。
ですって。
ダートキング「ホッコータルマエ」がキングの威厳を保てるのか?、昨年 世紀の波乱を巻き起こしたダート界のエース、コパノリッキーがタルマエに引導を渡すのか?ノンコの息子、「ノンコノユメ」が母の夢を叶えるのか?(いきなり家庭的)…どんな戦いが待っているのでしょうか…
さて、過去の成績を基に注目馬を絞り込んでいきましょう。
コース概要
まずはチャンピオンズカップが行われる中京のダート1800mの特徴から。
(画像:競馬ラボより)
直線が長く、その途中に坂がある左回りという点では、東京競馬場に近いコース形態。また、残り800mのハロン棒は3コーナー入り口付近にあり、これは京 都競馬場のダートコースとほぼ同じ。しかし直線は京都(329m)より長いため、コーナー部分の距離が短い(=コーナーがきつい)コースになっている。
有利な枠
2枠が若干有利でしょうか。
同コースの実績をみてみると
- 1枠 5.3%-11.5%-19.6%
- 2枠 8.2%–16.0%–25.7%
- 3枠 7.2%-12.2%-17.1%
- 4枠 6.8%-11.8%-19.2%
- 5枠 8.6%-13.9%-18.4%
- 6枠 6.7%-14.8%-23.0%
- 7枠 4.6%-12.8%-19.6%
- 8枠 7.9%–17.0%–23.2%
すごく大きな差はありませんが、2枠、そして外の8枠が好成績のようです。
種牡馬別の成績
過去同コースの実績を調べてみると、
マンハッタンカフェ(72)15.3%-26.4%-31.9%
スペシャルウィーク(48)12.5%-22.9%-31.3%
あたりが好成績のようです。
どちらも各1頭。
マンハッタンカフェ(72)15.3%-26.4%-31.9%
- グレープブランデー
スペシャルウィーク(48)12.5%-22.9%-31.3%
- ローマンレジェンド
有利な脚質
断然、逃げと先行が有利ですね。
逃げ :24.2%-39.6%-49.8%
先行 :13.0%-26.8%-37.9%
中団 : 4.3%-9.5%-16.6%
後方 : 1.2%-2.3%-4.7%
マクリ: 9.7%-29.0%-48.4%
「伏兵」警報発令中!
過去10年の単勝人気では、1番人気が固い。勝率50%・連対率60%・3着内率80%。これは固いですね。ただ、2番、3番となると、グッと成績が下がる。2番人気は10%-10%-20%、3番人気は10%-20%-30%となってしまう。6番、7番人気が10%-25%-30%と同様の成績を残しているので、2番人気〜7番人気は混戦といえるでしょう。8番、9番でも勝利こそ無いものの0%-10%-20%となっている。
オッズで観ると、15〜19.9倍であっても13.3%-33.3%-46.7%と高めの数値が出ているので要注意です。
ちなみに馬連の10年実績は下記のようになっています(カッコ内は人気)
馬連実績
14年 ¥5470(18)
13年 ¥4850(13)
12年 ¥4290(14)
11年 ¥1750(3)
10年 ¥4350(17)
09年 ¥1940(5)
08年 ¥11710(30)
07年 ¥1350(4)
06年 ¥1550(7)
05年 ¥5900(19)
3連複となると…
3連複実績
14年 ¥11730(35)
13年 ¥2160(4)
12年 ¥30010(74)
11年 ¥920(3)
10年 ¥20840(63)
09年 ¥32660(97)
08年 ¥7090(18)
07年 ¥4400(11)
06年 ¥5590(24)
05年 ¥98000(176)
¥98,000…伏兵恐るべしですね….
5歳馬が好走!
過去10年の年齢別の実績では、5歳馬がトップ。
3歳 8.2%-12.5%-20.8%
4歳 5.4%-10.8%-16.2%
5歳 11.9%-21.4%-23.8%
6歳 3.2%-9.7%-22.6%
7歳 0.0%-6.3%-12.5%
8歳以上 0.0%-0.0%-0.0%
8歳以上は大幅割引。7歳は実力によっては連対は気をつけたほうが良さそうですね。また3歳だからと言って、割引しないほうが良さそうな成績です。
3歳(8.2%-12.5%-20.8%)
- ダノンリバティ
- ノンコノユメ
4歳(5.4%-10.8%-16.2%)
- コーリンベリー
- ハッピースプリント
- ロワジャルダン
5歳(11.9%-21.4%-23.8%)
- アウォーディー
- クリノスターオー
- コパノリッキー
- サウンドトゥルー
6歳(3.2%-9.7%-22.6%)
- イッシンドウタイ
- サンビスタ
- ナムラビクター
- ホッコータルマエ
7歳(0.0%-6.3%-12.5%)
- グレープブランデー
- ローマンレジェンド
8歳以上(0.0%-0.0%-0.0%)
- グランドシチー
- ニホンピロアワーズ
- ワンダーアキュート
ローテーションに注目
過去6年の連対馬の近走の成績を調べてみると、今回のチャンピオンズカップが夏の休養から復帰3戦目」の馬が毎年連対。
となると、
- アウォーディー
- グランドシチー
- コパノリッキー
- コーリンベリー
- サウンドトゥルー
- サンビスタ
- ダノンリバティ
- ニホンピロアワーズ
- ハッピースプリント
- ロワジャルダン
コパノリッキーがエントリー。ノンコノユメ、ホッコータルマエはエントリーしていませんね。
4走前までの成績に注意
過去10年の連対馬を観てみると「4走前までにG1(Jpn1)、G2(Jpn2)で2着以内に入っていた」馬が07年以外に連対している。
- グランドシチー 東海S(G2)2着
- コパノリッキー JBCC(G1)1着・フェブラリーS(G1)1着・東海S(G2)1着
- コーリンベリー JBCS(G1)1着
- サウンドトゥルー JBCC(G1)2着・日本テレビ(G2)1着
- サンビスタ JBCレディ(G1)2着・レディスプリント(G2)1着
- ノンコノユメ JDD(G1)1着
- ホッコータルマエ 帝王賞(G1)1着・川崎記念(G1)1着
- ワンダーアキュート かしわ記念(G1)1着
前編:まとめ
ノンコノユメ、ホッコータルマエ、コパノリッキー、このあたりが主力となりますね。問題は伏兵ですね。
注目度S(仮)
- ノンコノユメ
- ホッコータルマエ
- コパノリッキー
注目度A(仮)
- サウンドトゥルー(JBCCでコパノリッキーに敗れ2着)
- ナムラビクター(昨年チャンピオンズC 2着)
注目度B(仮)
- サンビスタ(JBCレディスCで2着。昨年チャンピオンズカップ4着)
- ローマンレジェンド(昨年チャンピオンズC 3着)
- グレープブランデー(一昨年のフェブラリーS優勝。Rムーアの神騎乗に期待)
荒れるとしたら、この注目度Bの馬たちだと思われます。
サンビスタは1800mは少し距離が長いか…と思いつつも、向こう正面で、一息が入るこのコース。3着内は可能性として残るかと思います。
またローマンレジェンドはG1は東京大賞典のみだが…
グレープブランデーはRムーアの騎乗に期待しています。
このあたりをまず注目しながら追加情報を待ちたいと思います。えらい混戦ですね(汗
では!後編で!
追記:↓後編はコチラ