予想

【皐月賞】伏兵に注意!で伏兵候補は?〜過去10年の傾向から予想:前編〜

どうもごきげんよう。歴史的大激戦だった桜花賞から1週間。こちらの皐月賞は桜花賞を超えるんじゃないかという大混戦が予想されます。ゆえに予想も難しい。なにしろ、過去10年の傾向からすると例の有力馬たちがそれほど好走するとは思えない結果だからです。ちなみに過去10年の傾向「だけ」を信じると予想を外すことも多いので、このブログでは前編で過去10年の傾向から注目馬をピックアップし、後編で調整をかけております。さらに今年2016年の皐月賞は近年稀に見るハイレベルな馬が集まり、予想もさらに難解…。ではさっそく好走馬の傾向をみていきましょう。

 


皐月賞の過去10年をサラっと振り返る

優勝馬と配当
日付馬名S性別騎手人気馬場単勝配当複勝配当枠連馬連馬単3連複3連単
15ドゥラメンテM.デム34601907807901530311012360
14イスラボニータ蛯名正義25101903309201900769033490
13ロゴタイプM.デム1370140440840175012105920
12ゴールドシップ内田博幸471021089012203190205012620
11オルフェーヴル池添謙一4108030057012603740922055450
10ヴィクトワールピサ岩田康誠1230130550126019201141035220
09アンライバルド岩田康誠36102805170119401839067600390930
80キャプテントゥーレ川田将雅71710430209010260203001123082750
07ヴィクトリー田中勝春717305906360946301783402053701623250
06メイショウサムソン石橋守614504301000139802967034700273310

 ここ3年ほどは比較的安定した配当になってますね。ただ2010年前は7番人気が1着など荒れた展開になっています。過去10年でも3連複で5回万馬券となっており、馬連でも万馬券が4回。3歳馬ということで、精神的なものや経験の少なさから予想の難しいレースと言えそうです。

では過去10年の好走馬の傾向をみていきましょう。

 

好走馬の傾向 その1

伏兵注意報発令!

過去10年の単勝オッズ別の成績を調べると、2.9倍以下の人気馬が意外と好走出来ていない。勝率は20.0%、3着内率も40.0%止まり。そして3.0倍〜4.9倍は3着内率が81.8%と非常に高い成績となっている。先日の桜花賞しかり、過剰人気馬には気を付けたいところ。また10.0倍〜19.9倍の馬からも、4頭の優勝馬が出ている。ああ、3歳馬の予想の難しさよ….

ただ、今年はこれだけの有力馬が勢揃いしましたからね。例年とはオッズの付き方が全く違うことも考えられるので、その点は考慮したい。なので考え方としては、「伏兵」には注意するということをアタマに入れるということでしょう。

単勝オッ成績勝率連対率3着内率
2.9倍以下1-1-0-320.0%40.0%40.0%
3.0~4.9倍2-4-3-218.2%54.5%81.8%
5.0~9.9倍3-0-3-1613.6%13.6%27.3%
10.0~19.9倍4-2-1-2213.8%20.7%24.1%
20.0~29.9倍0-0-2-110%0%15.4%
30.0倍以上0-3-1-930%3.1%4.1%

データ分析:皐月賞 今週の注目レース JRA

 

では、ここでJRAのホームページには載っていませんが、単勝人気別の着順を確認しておきましょう。1番人気〜7番人気までは馬券に絡んでくる可能性は非常に大きいと言えそうです。

人気着別度数勝率連対率複勝率
1番人気2- 2- 1- 5/ 1020.0%40.0%50.0%
2番人気1- 3- 2- 4/ 1010.0%40.0%60.0%
3番人気2- 0- 2- 6/ 1020.0%20.0%40.0%
4番人気2- 0- 2- 6/ 1020.0%20.0%40.0%
5番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%0.0%
6番人気1- 2- 0- 7/ 1010.0%30.0%30.0%
7番人気2- 0- 0- 8/ 1020.0%20.0%20.0%
8番人気0- 1- 2- 7/ 100.0%10.0%30.0%
9番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%0.0%
10番〜0- 2 -1 -84/ 870.0%2.2%3.4%

 

好走馬の傾向 その2

前走好走した馬に注目!特にやっぱり1着馬

過去10年の出走馬において、前走の着順別の皐月賞の成績を調べてみると、前走で好走した馬は、皐月賞でも好走すると言えそう。逆に前走が思わしくない結果に終わってしまった馬は消した方が良いでしょう。特にこれだけのメンバーが集まった今年ではね。前走で5着以下の「消し対象」は、

  • アドマイヤモラール
  • ウムブルフ
  • トーアライジン
  • ドレッドノータス
  • ミッキーロケット
  • リスペクトアース
  • ワイルドゲーム

です。

前走の着順成績勝率連対率3着内率
1着8-3-5-4612.9%17.7%25.8%
2着1-3-2-292.9%11.4%17.1%
3着0-2-1-200%8.7%13.0%
4着1-1-0-99.1%18.2%18.2%
5着0-0-0-60%0%0%
6~9着0-1-2-190%4.5%13.6%
10着以下0-0-0-180%0%0%

データ分析:皐月賞 今週の注目レース JRA

 

好走馬の傾向 その3

前走 共同通信杯組が好走する傾向

過去10年の好走馬の前走で最も好走していたのは、数は少ないものの「共同通信杯」組3着内率は50.0%と非常に高い。前走が共同通信杯組は、

  • ディーマジェスティ(1着)
  • リスペクトアース(4着)

この2頭です。 4着に敗れたリスペクトアースは置いておいて、ディーマジェスティは伏兵候補として覚えておきましょう。

共同通信杯の結果はコチラ

 

また今回の皐月賞の注目の3頭の前走である「弥生賞」組もまずまずの成績。

  • マカヒキ(1着)
  • リオンディーズ(2着)
  • エアスピネル(3着)

ただこの3頭に関しては前走云々とか関係ありませんけどね(笑)

弥生賞の結果はコチラ

 

「スプリングステークス」組は頭数も多く、優勝馬が4頭と率では共同通信杯や弥生賞に劣るものの注目の組。

  • マウントロブソン(1着)
  • ロードクエスト(3着)
  • ミッキーロケット(5着)
  • ドレッドノータス(7着)
  • アドマイヤモラール(11着)

スプリングステークスの結果はコチラ

 

「若葉ステークス」組は

  • アドマイヤダイオウ(1着)
  • ナムラシングン(2着)
  • リスペクトアース(7着)

若葉ステークスの結果はコチラ

 

で、ここで注目しなければならないのが「その他のレース」です。0-0-1-48という残念な結果で「消し対象」となります。その馬をピックアップすると

  • サトノダイヤモンド(きさらぎ賞)
  • ジョルジュサンク
  • プロフェット
  • ミライヘノツバサ
  • ユニゾンデライト
  • サイモンゼーレ
  • ラグルーラ
  • ウムブルフ
  • トーアライジン
  • ワイルドゲーム

となります。ここにサトノダイヤモンドが入ることを判断するか?ということになりますが、他の馬とは次元の違う走りをしていましたからね。まずはサトノダイヤモンド以外の馬を消し対象で。

前走のレース成績勝率連対率3着内率
共同通信杯3-0-2-530.0%30.0%50.0%
弥生賞2-4-3-374.3%13.0%19.6%
スプリングS4-3-2-418.0%14.0%18.0%
若葉S1-3-2-164.5%18.2%27.3%
その他のレース0-0-1-480%0%2.0%

データ分析:皐月賞 今週の注目レース JRA

 

好走馬の傾向 その4

初勝利が1800m以上とその次走が3着内であること

過去10年の皐月賞で毎年連対している馬の傾向として「初勝利レースが1800m以上+その次走レースで3着内」という傾向があり、さらにゴールドシップ以外の馬は初勝利後のレースが、中山・東京・京都・阪神競馬場での競馬だった。

この傾向にあてはある馬は大勢なのですが、注目はエアスピネルがこの傾向から外れることです。エアスピネルは初勝利レースが新馬戦1600mとなり、2戦目、3戦目も1600m、弥生賞で初めて2000mを走りました。ただ前走では完全にマカヒキやリオンディーズに力負けしている感は否めませんでしたので、今回の皐月賞では相当厳しいと思われます。

着順馬名初勝利を挙げたレース 初勝利直後のレース着順
06年1着メイショウサムソン未勝利芝1800m野路菊S1着
07年1着ヴィクトリー新馬芝2000mラジオNIKKEI杯2歳S2着
2着サンツェッペリン未勝利芝1800m百日草特別2着
08年1着キャプテントゥーレ未勝利芝1800m野路菊S3着
09年1着アンライバルド新馬芝1800m京都2歳S3着
10年1着ヴィクトワールピサ未勝利芝2000m京都2歳S1着
12年1着ゴールドシップ新馬芝1800mコスモス賞1着
2着ワールドエース新馬芝1800m若駒S2着
13年2着エピファネイア新馬芝1800m京都2歳S1着
14年2着トゥザワールド未勝利芝1800m黄菊賞1着
15年1着ドゥラメンテ未勝利芝1800mセントポーリア賞1着
2着リアルスティール新馬芝1800m共同通信杯1着

 データ分析:皐月賞 今週の注目レース JRA

 

好走馬の傾向 その5

最内枠で勝ったことのある馬3連勝中

13年のロゴタイプ、14年のイスラボニータ、15年のドゥラメンテ、この3頭ともに1枠1番で勝った経験のある馬だったらしい。だからどうした!って傾向ですが、念のため。該当する馬は2頭。

  • マウントロブソン(スプリングステークス)
  • リスペクトアース(京都2歳ステークス)

 

【2016 皐月賞】週末までの要チェック馬はコチラ!

カッコ内は想定騎手です。

  • マカヒキ(川田将雅)
  • サトノダイヤモンド(クリストフ・ルメール)
  • リオンディーズ(ミルコ・デムーロ)
  • ディーマジェスティ(蛯名正義)
  • マウントロブソン(トミー・ベリー)
  • アドマイヤダイオウ(福永祐一)
  • エアスピネル(武豊)
  • ロードクエスト(池添謙一)

まずマカヒキ。父ディープインパクト、母ウィキウィキでウリウリの全弟。今年1月の若駒ステークスでは上がり3F32.6と古馬なみの速さで1着。前走の弥生賞でも上がり3Fは唯一の33秒台で、リオンディーズを差しきる。今回から乗り替わりで川田将雅騎手となる予定。新馬戦→若駒ステークス→弥生賞という父ディープインパクトと同じ道を歩み皐月賞に挑む。末脚の切れ味が抜群。ただ中山の馬場は荒れつつあり切れ味が鈍る可能性に気をつけたい。

そしてサトノダイヤモンド。前走では、鞭も1発入ったものの別に要らなかったのでは…レベルの走り。次元が違いました。ただ今回は初の長距離移動が待っています。今回も鞍上はクリストフ・ルメール。桜花賞の悪夢を吹っ切れるか?

リオンディーズ。エピファネイアの弟。前走の弥生賞では折り合いを欠きながら先行し、マカヒキにクビ差で差される。ただ前走は11週明けということも考慮したい。中山の馬場も荒れてきているでしょうからあまり後ろからの競馬は少し心配ですが、前での競馬も出来る事を証明したことは安心材料。今回も鞍上は重賞男のミルコ・デムーロ騎手。

そしてここからは伏兵候補ですがまずは

ディーマジェスティ。過去10年の傾向からは3強を超えるぶっちぎりのトップクラス。関東馬ということで移動距離も少なめ。稍重の共同通信杯では中団からの競馬で6番人気ながらも2着のイモータルに1馬身差以上つけて1着。中山では未勝利戦で経験済み。ただ東京の直線よりも1F近く短くなるので、どう影響するか?鞍上は蛯名正義騎手。

そしてマウントロブソン。過去10年の傾向からは勝率では2番手。これと言って特筆すべきことがない(笑)ただカラダも大きすぎず小回りな小倉でも好走しているので器用さはありそう。母の半兄はクロフネ。ちなみに鞍上はトミー・ベリー騎手。フランシス・ベリー騎手ではございません。昨年、初来日。オーストラリアのジョッキーです。91年生まれの25歳。JRAの重賞ではまだ結果を出せていません。馬・騎手ともに謎を秘めた存在

アドマイヤダイオウ。過去10年の傾向では2〜3番手。若葉ステークス1着で鞍上のミルコ・デムーロ騎手も「勝負根性がすごい」と一言。桜花賞のときのように展開によっては3着内の可能性が残る馬。

そしてエアスピネル。弥生賞では他の2頭が強すぎただけ。ただその2頭とまた対戦しなければならなく、完全に力負けした相手にどこまでの競馬が出来るか?前回からの上積みと折り合いがどうでるか?

ロードクエスト。スプリングステークスでは3着に終わるものの末脚は抜群。ホープフルステークス(2着)で中山芝2000mの経験もあり。場合によっては3着に飛び込んでくるか。鞍上は桜花賞でハナ差で負けたケンちゃんコト池添謙一騎手。

 

こちらからは以上です。では後編でお会いしましょう!

4/14後編アップしました

 

↓もう読んだ?

ミルコ・デムーロ×クリストフ・ルメール 勝利の条件

 

概要は先日のブログで。

 後編の更新お知らせはスマホやPCへのプッシュ通知がオススメ!Push7に対応しました「購読する」ボタンをクリックするだけ!

 

 

https://www.instagram.com/p/BEGJSzmMBCq/

マウントロブソン「ベロでちゃう」ディーマジェスティ「よ、よだれが飛んでますけど!」#競馬 #keiba #horses #大好き #かわいい #カワイイ #うまび #馬女 #うま女 #イラスト #キャラクター #馬 #やっぱり馬が好き #JRA #jra