さて、23日(月)には東京スポーツ2歳ステークス(G3)が行われました。観ていて思ったのは「かわいい」ですね。人間でいえば8歳くらい。小学生が走っているようなものです。子をもつ親なら、子どもの運動会を観ているようでございます。「2歳かけっこステークス」とかに脳内変換していただくとより楽しめるかと思います。
馬券を離れて観てても面白い、そんな2歳ステークスが「ジャパンカップ」の前日に、京都競馬場で「ラジオNIKKEI杯 京都2歳ステークス」行われます。2歳ということで、実績も少なく、人間と同じで自由気ままで予想もしづらいところですが、少額で楽しむとよろしいかと思います。
「ラジオNIKKEI杯 京都2歳ステークス」は、ナリタブライアン・ヴィクトワールピサ・エピファネイアなどの活躍した名馬たちが優勝馬として名を連ねているレースということです。そんな将来有望なこどもたちを温かい目で見守りながら、お金を子どもたちにかけるという若干後ろめたさが残るものの、さっそく予想していきます。
1番人気を軸としておく
過去10年の単勝人気別の成績では、1番人気が勝率50%・連対率70%・3着内率90%!。もうほぼほぼ、1番人気が軸でよろしいのではないでしょうか?2番人気は1-2-1-6と勝率・連対率・3着内率がそれぞれ10%・30%・40%とグッと落ちて、3番人気では0-0-2-8となります。ただし、6〜8番人気となるとまた数値があがり12%・16%・28%となるようです。1番人気を軸として、6〜8番人気の馬を上手く絡めていくと馬券的によいかと思います。
単勝人気 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
1番人気 | 5-2-2-1 | 50.0% | 70.0% | 90.0% |
2番人気 | 1-2-1-6 | 10.0% | 30.0% | 40.0% |
3番人気 | 0-0-2-8 | 0% | 0% | 20.0% |
4番人気 | 1-1-1-7 | 10.0% | 20.0% | 30.0% |
5番人気 | 0-3-1-6 | 0% | 30.0% | 40.0% |
6~8番人気 | 3-1-3-18 | 12.0% | 16.0% | 28.0% |
9番人気以下 | 0-1-0-11 | 0% | 8.3% | 8.3% |
「新馬戦」直行組が好成績
勝率だけを観ると、前走「重賞」組が25%と高いものの、「新馬戦」直行組が連対率・3着内率が38.1%・57.1%と非常に高い。そしてJRAホームページでは触れていないが前走「未勝利」組も3着内率が40%とこちらも高い。複勝、3連複、3連単を狙う方は、気をつけたほうが良さそうですね。
前走の条件 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
重賞 | 2-1-0-5 | 25.0% | 37.5% | 37.5% |
京都・阪神のオープン特別 | 1-3-0-8 | 8.3% | 33.3% | 33.3% |
その他のオープン特別 | 0-0-0-6 | 0% | 0% | 0% |
京都の500万下特別 | 1-0-1-10 | 8.3% | 8.3% | 16.7% |
新馬 | 4-4-4-9 | 19.0% | 38.1% | 57.1% |
未勝利 | 2-2-4-12 | 10.0% | 20.0% | 40.0% |
その他のレース | 0-0-1-7 | 0% | 0% | 12.5% |
☆重賞組(25%-37.5%-37.5%)☆
- アドマイヤエイカン(札幌2歳S/2人/1着)
- ウインクルサルーテ(アルテミス/11人/8着)
☆京都・阪神のOP☆
なし
☆その他のOP☆
なし
☆京都の500万下(8.3%-8.3%-16.7%)☆
- ジョルジュサンク(黄菊賞/5人/5着)
☆新馬(19.0%-38.1%-57.1%)☆
- キャノンストーム(新馬/4人/1着)
- ドレッドノータス(新馬/1人/1着)
- リスペクトアース(新馬/3人/1着)
- ロライマ(新馬/2人/1着)
☆未勝利(10%-20%-40%)☆
- ウインテンダネス(未勝利/7人/1着)
- オンザロックス(未勝利/1人/1着)
☆その他レース☆
- ケルフロイデ(きんもくせい/4人/1着)
- コパノミライ(百日草/7人/7着)
- ダンツプリウス(きんもくせい/5人/2着)
前走の単勝人気を調べる(新馬・未勝利)
前走が新馬戦・未勝利戦だった馬において、単勝人気別の成績を調べてみると
- 「1番人気」が4-3-4-6(23.5%-41.2%-64.7%)と好成績。
- 「2番人気」は0-3-0-6(0%-33.3%-33.3%)とグッと成績が落ちる。優勝馬はいまのところ出ていない。
- 「3番人気以下」となると2-0-4-9(13.3%-13.3%-40.0%)となる。
1番人気
- オンザロックス
- ドレッドノータス
2番人気
- ロライマ
3番人気以下
- ウインテンダネス(7人)
- キャノンストーム(4人)
- リスペクトアース(3人)
初勝利時に1 1/2で勝ったか?
過去10年の連対馬20頭の成績をみると
- 初勝利が1700m以上のレース
- 2着馬に1 1/2以上の着差
で2007年以外すべて連対している。
- アドマイヤエイカン(2 1/2)
- ウインテンダネス(2)
- オンザロックス(2)
- キャノンストーム(2)
- ダンツプリウス(1 1/2)
- リスペクトアース(2)
このコースが得意な血統(参考)
このコースが得意な血統を調べてみました。
- キングカメハメハ(17.4%-24.2%-31.8%)
- ハーツクライ(11.0%-19.5%-32.2%)
- マンハッタンカフェ(8.3%-20.4%-32.4%)
- ハービンジャー(13.9%-16.7%-18.2%)
- サムライハート(4.5%-13.6%-18.2%)
- ヴィクトワールピサ(25%-75%-75%)
ヴィクトワールピサが数値が異常に高いですが、(1-2-0-1/4)とそもそもの数が少なくなっています。特に大きな差というのはありませんが、キングカメハメハ産駒が得意そうです。
キングカメハメハ産駒
- ケフルロイデ
- ロライマ
まとめ
注目馬S
注目度Sは、過去10年のトレンドからアドマイヤエイカン。実績も新馬戦で2馬身以上の着差で勝利、そして札幌2歳S(G3・1800m)でも2人気で1着。メンバー中、最速の上3F35.9。
注目度A
ドレッドノータス。新馬戦(京都2000m)で逃げ切り。鞍上は武豊騎手。
キャノンストーム。重馬場の新馬戦(京都1800m)で2馬身差をつけて差しきり。今週末の馬場状態によっては要注意か。あとはドレッドノータス、ジョルジュサンクのスピードについていけるかどうかが課題。
その他注目馬
ジョルジュサンク。紫菊賞や黄菊賞で京都2000mの経験あり。紫菊賞では、逃げ続けてかわされて2着。黄菊賞でも逃げたものの5着に沈んだ。ただタイム的には過去10年のタイムから遜色ないもの。充分にチャンスはあり。
何が来てもおかしくない新馬戦。あとはジョッキーとオッズを見ながら判断することになりますが、冒頭でもお伝えしましたように、こどもを応援するかのごとく観て楽しんだり、お気に入りのキッズに単勝を少額かけてみるのもオススメです。
では!