さて、今週末はフェブラリーステークスの裏番組競馬、「小倉大賞典」がございます。
昨年の小倉大賞典ではカレンブラックヒル、一昨年はラストインパクトとG1でも活躍している馬たちが優勝しています。そして過去10年で3番人気以内が1着だったのは、わずか2頭のみ!15年のカレンブラックヒルと14年のラストインパクトだけ。馬連万馬券も過去10年で2回。3連複の万馬券も5回という、当てるのは難しいけど、当てれば年明けからのマイナス分も取り返せそうな1戦です。ハンデ戦ということで、過去10年の傾向が通じるときと、通じないときがありますが、比較的傾向がハッキリと出ていたので、お伝えしたいと思います。まずは登録馬ベースでの予想となります。出走馬ベースでの競馬予想は後編で!
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過去10年の傾向は…
ハンデが重いほど好走する
過去10年の傾向をみると、ハンデが57.5kg以上の負担重量を課せられた馬は、6頭と限られているものの、3着内率は45.5%、勝率も27.3%と非常に高い確率で走る傾向にある。強い馬は重いハンデを課せられても強いということでしょう。一方でハンデが軽いからと言って、そのアドバンテージを活かせてた競馬が出来ているかという点では、極端にハンデが軽いと結果は残せていない。53kg以下では過去10年で23頭、3着内は0頭。なので極端にハンデが軽い馬は、馬券対象にしない方が無難。
負担重量 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
53kg以下 | 0-0-0-23 | 0% | 0% | 0% |
54.0~55kg | 4-3-4-59 | 5.7% | 10.0% | 15.7% |
56.0~57.0kg | 3-7-4-39 | 5.7% | 18.9% | 26.4% |
57.5kg以上 | 3-0-2-6 | 27.3% | 27.3% | 45.5% |
過去3走で2,000M以上のレースに何度出走したか?
過去10年の出走馬の前走を調べると、過去3走すべて芝2,000M以上のレースに出走していた馬が好走していた。過去3走で芝2,000M以上のレースの出走回数が多いほど好走するが、出走回数が「0回」となると35頭中7頭が3着内に入っているので、1発に注意が必要。今回の登録馬だと、
3回出走していた馬は、
- ダコール
- タマモベストプレイ
- ベルーフ
- ベルラップ
- マイネルフロスト
- メドウラーク
- メイショウカンパク
の7頭。
一方0回は、
- スマートオリオン
- テイエムタイホー
- レッドアリオン
- ヒラボクプリンス
- メイショウヤタロウ
- ケイティープライド
が過去3走で2,000M以上での競馬経験がゼロとなっている。
出走回数 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
3回 | 6-3-5-26 | 15.0% | 22.5% | 35.0% |
2回 | 1-1-2-39 | 2.3% | 4.7% | 9.3% |
1回 | 1-3-1-27 | 3.1% | 12.5% | 15.6% |
0回 | 2-3-2-35 | 4.8% | 11.9% | 16.7% |
内寄りの馬番が好成績
過去10年で2010年の中京競馬場でのレースを除き、内寄りの馬番が好成績。さらに過去4年となると連対馬の計8頭はすべて1〜7番だった。さらには、その8頭には、単勝10番人気や8番人気の馬が、連対している実績もあるので、この馬番の傾向には要注意が必要でしょう。ここは発表を待ちましょう。
馬番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
---|---|---|---|---|
1~4番 | 4-5-3-28 | 10.0% | 22.5% | 30.0% |
5~8番 | 3-2-3-32 | 7.5% | 12.5% | 20.0% |
9~12番 | 2-1-3-32 | 5.3% | 7.9% | 15.8% |
13~16番 | 1-2-1-36 | 2.5% | 7.5% | 10.0% |
過去3走内に芝2,000M以上の重賞で何着か?
過去5年の優勝馬すべて、過去3走内に出走していた芝2,000M以上の重賞で5着以内に入っていた。今回の出走予定馬で該当するのは、
- ダコール:日経新春杯(G2)9人/4着
- ベルーフ:日経新春杯(G2)4人/5着
- マイネルフロスト:AJCC(G2)5人/4着、中山金杯(G3)5人/2着
- リメインサイレント:府中牝馬(G2)15人/5着
となっています。マイネルフロスト、ベルーフなどに目が行きがちですが、気になるのはダコール。というのは、日経新春杯では斤量58kgというトップハンデに加え前走+22kgと自ら22kgというハンデを背負ってハナで走るという8歳のダコール。最後は先週の京都記念では全く走らなかったレーヴミストラルがすっ飛んできて1着。で、2着以下混戦の中、ハナを切って走ってきた疲れか、58kgというハンデか、いやただの体重増か、4着。ただし、2着のシュヴァルグランと0.1秒差という僅差。今回で3回目の小倉大賞典となり、13年の小倉大賞典(ヒットザターゲット)は2着、14年は3着という結果。ちなみにダコールという名はフランス語で「OK、了解」だって。3度目の正直ということで頑張っていただきたい1頭です。
このコースを好走する種牡馬
過去5年の傾向を独自に調べてみましたが、ディープインパクトが10.9%-21.7%-30.3%と好走しています。また安定のキングカメハメハ、ハーツクライといったところなのですが、注意が必要なのはタニノギムレットです。単勝平均2,228円と比較的人気薄な種牡馬なのですが、単勝回収値が唯一、131と100越えをしています。今回の登録馬では、ハギノハイブリッド・メドウラークの2頭です。ちなみに過去5年でタニノギムレット産駒が小倉大賞典に参戦したことはないようです。またアグネスタキオンも単勝回収値では74と100を大きく下回るものの、複勝回収値が133と高い数値を残しており、今回の出走予定馬では、メイショウヤタロウ・レッドアリオンとなっています。
という訳で今回の注目馬(仮)はコチラ
注目馬(仮)は…
伏兵がすっ飛んできそうな予感がプンプンしますので、前編では少し多目に注目馬をピックアップしました。下記の注目馬(仮)を中心に情報を収集していきたいと思います。
- ダコール
- スマートオリオン
- テイエムタイホー
- レッドアリオン
- タマモベストプレイ
- ベルーフ
- ベルラップ
- マイネルフロスト
- メドウラーク
- コスモソーンパーク
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