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【中山記念】過去10年の傾向から予想する:前編

 

さて、今週末から、東は東京競馬場から中山競馬場に舞台を戻し、中山記念(G2・芝・右・1800M)が開催されます。今回の注目は、何と言ってもドゥラメンテが戻ってくることですね。またドゥラメンテ以外にも、イスラボニータ、ラストインパクト、リアルスティール、アンビシャス・ロゴタイプなどのG1常連組も多数出走予定となっていますので、今後の春のG1戦線を占う大事な競馬となるでしょう。

では今回も 過去10年の中山記念の傾向から、注目馬を絞り込んでいきます。注目馬のランク付けは週末の後編にて。

ちなみに阪急杯の予想もやってますので、よろしくお願します

【阪急杯】過去10年の傾向から注目馬を予想する:前編 – やっぱり馬が好き

 ※更新はTwitter,Facebookにてお知らせしてます

 

Q1.過去3走でG1に何度出走しているか?

A.過去3走で2回以上G1に出走していると◎。

中山記念の過去10年の傾向をみてみると、過去3走でG1に2回以上出走していると、3着内率が48%、連対率が36%、勝率においても24%と非常に高い数値を残している。また過去3走でG1出走回数が1回の場合でも、連対率31%とそれなりに高い数値。過去3走でのG1出走回数には注目したほうが良いですね。逆に過去3走でG1出走がゼロの馬たちは、よほどのことがない限り割引でよろしいかと。

 

出走回数 成績 勝率 連対率 3着内率
2回以上 6-3-3-13 24.0% 36.0% 48.0%
1回 2-4-3-20 6.9% 20.7% 31.0%
0回 2-3-4-71 2.5% 6.3% 11.3%

データ分析:中山記念 今週の注目レース JRAより転載

 

Q2.前走で1着との差は何秒か?

A.1秒0以上離されていたら、大幅に割り引く

中山記念の過去10年の傾向をみてみると、前走が1着馬が3着内率で32%と好走している。また2着以下であっても1着とのタイム差が大幅に開いていない限り、チャンスは残されているよう。1着とのタイム差が開くほど、勝率は大幅に落ちる。ただし、問題なのが、3着内率も落ちるものの、勝率ほどではないこと。前走が1着だと勝率は12%→1秒0以上だと2.6%と1着の可能性は ほぼ消える。一方、前走1着の3着内率は32%だが、1秒0以上離されても18.4%程度。前走の成績が思わしくないからといって、安易に注目馬から外すと、すっ飛んできそうな予感…。

 

前走の着順と勝ち馬とのタイム差 成績 勝率 連対率 3着内率
1着 3-1-4-17 12.00% 16.00% 32.00%
2着以下 0秒0~0秒5 4-3-1-29 10.80% 18.90% 21.60%
0秒6~0秒9 2-2-3-27 5.90% 11.80% 20.60%
1秒0以上 1-4-2-31 2.60% 13.20% 18.40%

データ分析:中山記念 今週の注目レース JRAより転載

 

 

Q3.過去4走(OP)での最高単勝人気は?

A.6番人気以下は注目馬から外す

中山記念の過去10年の傾向によると、過去10年の連対馬20頭すべて、さらに3着内馬は30頭中29頭(!)が過去4走以内でのオープンクラスでの最高単勝人気が、 5番人気以内だった。6番人気以下、およびオープンクラスの出走がない馬は注目馬から外した方が良いですね。

 

最高単勝人気 成績 勝率 連対率 3着内率
1番人気 3-7-6-26 7.1% 23.8% 38.1%
2番人気 4-2-0-13 21.1% 31.6% 31.6%
3番人気 1-0-1-13 6.7% 6.7% 13.3%
4番人気 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
5番人気 1-1-1-10 7.7% 15.4% 23.1%
6番人気以下 0-0-1-30 0% 0% 3.2%
オープンクラス出走なし 0-0-0-4 0% 0% 0%

 データ分析:中山記念 今週の注目レース JRAより転載

 

 

 Q4.有利な脚質は?

A.逃げ・先行が断然有利

中山記念の過去10年の傾向をTargetを調べてみました。逃げ・先行勢が断然有利なようです。1着馬の10頭のうち7頭が逃げ、もしくは先行だった。連対馬の計20頭中17頭が逃げ・先行という結果になっている。今回の登録馬では、積極的に逃げる競馬をする馬はいないので、先行勢が有利となるでしょうか。

 

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率

単勝

回収値

複勝

回収値

平地・逃げ 2- 2- 1- 5/ 10 20.0% 40.0% 50.0% 324 185
平地・先行 5- 4- 4- 21/ 34 14.7% 26.5% 38.2% 68 80
平地・中団 3- 1- 2- 40/ 46 6.5% 8.7% 13.0% 96 35
平地・後方 0- 3- 2- 37/ 42 0.0% 7.1% 11.9% 0 35
平地・マクリ 0- 0- 1- 1/ 2 0.0% 0.0% 50.0% 0 280

 

 

 Q5.このコースが得意な種牡馬は?

 A.安定のディープインパクト。ローエングリンも要注意。

ディープインパクト産駒が安定した成績。アンビシャス・ラストインパクト・リアルスティールなどがディープインパクト産駒。またローエングリンも数は少ないものの、高い実績となっている。今回の出走予定馬では、ロゴタイプの1頭のみとなる。

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率

単勝

回収値

複勝

回収値

ディープインパクト 21- 16- 8-102/147 14.3% 25.2% 30.6% 48 57
キングカメハメハ 12- 6- 15- 80/113 10.6% 15.9% 29.2% 49 73
ハーツクライ 9- 7- 9- 74/ 99 9.1% 16.2% 25.3% 33 52
シンボリクリスエス 7- 9- 13- 75/104 6.7% 15.4% 27.9% 70 97
ゼンノロブロイ 5- 7- 4- 63/ 79 6.3% 15.2% 20.3% 44 38
フジキセキ 3- 5- 1- 21/ 30 10.0% 26.7% 30.0% 118 83
ローエングリン 3- 2- 3- 10/ 18 16.7% 27.8% 44.4% 80 147
Smart Strike 2- 0- 0- 0/ 2 100.0% 100.0% 100.0% 185 115
マイネルラヴ 1- 0- 0- 13/ 14 7.1% 7.1% 7.1% 89 32
チーフベアハート 0- 2- 1- 15/ 18 0.0% 11.1% 16.7% 0 71

 

 

Q6.前走からの間隔が空きすぎているとどうか?

A.〜25週までであれば好走する 

今回の出走予定馬は、前走からの間隔が空いている馬がドゥラメンテをはじめ、多くなっている。カオスモスの26週間、ドゥラメンテが39週間・ベルラップも39週間・マイネルラクリマにいたっては69週間。ちなみに1年は52週間です(笑)そこでTargetで調べてみました。

過去10年の中山記念の傾向をみると、さすがに半年(26週以上)となると、結果を残すのは厳しいものの、前走から10〜25週であれば、3着内率(複勝率)は29.4%となっている。

アンビシャスの17週・イスラボニータの14週・リアルスティールの18週・レッドレイヴンの22週・ロゴタイプの14週がこれに該当する。

間隔 着別度数 勝率 連対率 複勝率

単勝

回収値

複勝

回収値

連闘 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
2週 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0% 0 0
3週 1- 1- 0- 23/ 25 4.0% 8.0% 8.0% 145 51
4週 2- 2- 1- 16/ 21 9.5% 19.0% 23.8% 98 64
5~ 9週 3- 4- 5- 30/ 42 7.1% 16.7% 28.6% 29 73
10~25週 4- 3- 3- 24/ 34 11.8% 20.6% 29.4% 90 66
半年以上 0- 0- 1- 8/ 9 0.0% 0.0% 11.1% 0 32

 

 

2016年中山記念の注目馬(仮)はコチラ!

  • イスラボニータ
  • リアルスティール
  • ラストインパクト
  • アンビシャス
  • フルーキー
  • ロゴタイプ
  • ベルラップ
  • ドゥラメンテ

 

中山記念注目馬 |イスラボニータ

イスラボニータは、14年の皐月賞1着、東京優駿2着、そしてその年の天皇賞(秋)では3着と好調でしたが、昨年は毎日王冠、天皇賞(秋)、マイルCS、3着と物足りない1年となってしまいました。前走からの間隔は3ヶ月となり、16年は初出走となります。たまにレース中でもカメラ目線です(笑)

 

 

中山記念注目馬 |リアルスティール

ドゥラメンテの最大のライバル、リアルスティール。昨年は、クラシックをはじめとする数々の重賞に参戦したものの勝ち切れない競馬が続き、共同通信杯(G3)の1勝のみとなってしまいました。しかしながら、菊花賞やスプリングステークスなどは、1着と同タイムの2着。今回も勝ち負けを期待したい馬の1頭です。ドゥラメンテほどではありませんが、5ヶ月の休養明けとなります。

 

中山記念注目馬 |ラストインパクト

数々の重賞に参戦するものの勝ち切れない馬、ラストインパクト。昨年のジャパンカップでは2着と好成績を残したもののR・ムーア騎手の神騎乗◎++が発動したことによる部分も多いように思え、それ以外は阪神大賞典の3着が最高位。中山記念は、初出走となり、1800Mがラストインパクトには短いような。距離適性が課題。

 

中山記念注目馬 |アンビシャス

アンビシャスは昨年の天皇賞(秋)では古馬相手に、1着のラブリーデイに0.2秒差の5着。4歳となった今年、どんな競馬を見せてくれるのでしょうか。前走からは3ヶ月の空き。

 

中山記念注目馬 |フルーキー

フルーキーは、16年度は中山金杯に次ぐ2走目。昨年12月のチャレンジカップ(G3)で1着、中山金杯では1番人気で3着とまずまずの結果。風穴を空けるならこの1頭ではないでしょうか。

 

中山記念注目馬 |ロゴタイプ

ロゴタイプ。13年の中山競馬場での皐月賞馬であり、昨年の中山記念の2着馬。中山は得意なコース。なにげに皐月賞以来、1着はありません。ひさびさの勝利を目指したい1戦。

 

中山記念注目馬 |ベルラップ

ベルラップはドゥラメンテとともに骨折休養明け。除外対象ですが、出走したら無事に走ってくれればそれでよろしい。

 

中山記念注目馬 |ドゥラメンテ

ドゥラメンテ。うん、無事に走ってくれればよろしい(笑)

 

前編では注目馬(仮)をピックアップしてみました。後編では、枠番の傾向やジョッキーの傾向などを加味しつつ、注目馬をランク付けしていきたいと思っています。

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