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【産経大阪杯:後編】キタサン祭りと岩田康成復活祭?!〜過去10年の傾向から予想する〜

さてさて今日は乗馬をしてきました。やっぱり馬はイイなあ…。というわけで、後編が遅くなってしまいましたがさっそくまいりましょう。G1級の馬が勢揃い。悩ましい限りですが、注目馬ランク付けの前に、枠や種牡馬別、ジョッキーの実績などの加味していきましょう。

前編はコチラ

 

uma.hatenadiary.com

 

 

阪神競馬場・芝・2,000M(内回り)の特徴

ホームストレッチの途中からスタート。そのまますぐに上り。ゆえにペースは上がりにくい。1コーナーまでは350mある。バックストレッチはほぼ平坦。なので、向こう正面までは、息が入る。3コーナーからゆるやかに下り、スピードも上がる。3〜4コーナーには短い直線で加速。ホームストレッチへ。そして最後には上りが待ち構えている。スタミナとパワーが必要なコース。

このコースで実績のある種牡馬

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率
ディープインパクト 17- 12- 11- 71/111 15.3% 26.1% 36.0%
キングカメハメハ 12- 8- 8- 57/ 85 14.1% 23.5% 32.9%
ハーツクライ 7- 14- 10- 51/ 82 8.5% 25.6% 37.8%
フジキセキ 2- 2- 3- 10/ 17 11.8% 23.5% 41.2%
デュランダル 1- 1- 1- 11/ 14 7.1% 14.3% 21.4%
アグネスタキオン 1- 0- 1- 19/ 21 4.8% 4.8% 9.5%
ブラックタイド 0- 0- 1- 12/ 13 0.0% 0.0% 7.7%
チーフベアハート 0- 0- 0- 2/ 2 0.0% 0.0% 0.0%
Smart Strike 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%

ディープインパクト産駒(15.3%-26.1%-36.1%)
  • アンビシャス
  • ショウナンパンドラ
  • タッチングスピーチ

 

キングカメハメハ(14.1%-23.5%-32.9%)
  • トウシンモンステラ
  • ラブリーデイ

 

ハーツクライ(8.5%-25.6%-37.8%)
  • ヌーヴォレコルト

 

フジキセキ(11.8%-23.5%-41.2%)
  • イスラボニータ

 

安定のディープインパクト産駒。引けをとらないキングカメハメハ産駒。そして、警戒が必要なハーツクライ、フジキセキ産駒といったところでしょうか。 では、天候も微妙そうなので、種牡馬の馬場別の実績をみておきましょう。 

ディープインパクト産駒
馬場状態 着別度数 勝率 連対率 複勝率
芝・ 良 766- 658- 545-3568/5537 13.8% 25.7% 35.6%
芝・稍重 114- 87- 76- 546/ 823 13.9% 24.4% 33.7%
芝・ 重 40- 39- 21- 228/ 328 12.2% 24.1% 30.5%
芝・不良 15- 15- 8- 70/ 108 13.9% 27.8% 35.2%

ディープインパクト産駒って馬場によるブレが少ないですね。良だろうと、不良だろうと実績はほとんどかわりません。雨が降って、馬場が荒れたらディープインパクト産駒の評価を上げると良いかもしれませんね。(アンビシャス・ショウナンパンドラ・タッチングスピーチ)

 

キングカメハメハ産駒
馬場状態 着別度数 勝率 連対率 複勝率
芝・ 良 429- 384- 355-3047/4215 10.2% 19.3% 27.7%
芝・稍重 58- 63- 61- 478/ 660 8.8% 18.3% 27.6%
芝・ 重 22- 28- 27- 211/ 288 7.6% 17.4% 26.7%
芝・不良 7- 4- 8- 72/ 91 7.7% 12.1% 20.9%

馬場が荒れるほど、成績が悪くなるのが特徴です。ディープインパクト産駒と比較すると、特徴が分かりやすいかと思います。 

  

ハーツクライ産駒
馬場状態 着別度数 勝率 連対率 複勝率
芝・ 良 288- 317- 259-2222/3086 9.3% 19.6% 28.0%
芝・稍重 52- 39- 39- 340/ 470 11.1% 19.4% 27.7%
芝・ 重 9- 18- 16- 130/ 173 5.2% 15.6% 24.9%
芝・不良 5- 5- 4- 42/ 56 8.9% 17.9% 25.0% 

稍重までは耐えていますが、重〜不良になると成績が落ちてきます。

 

フジキセキ産駒
馬場状態 着別度数 勝率 連対率 複勝率
芝・ 良 168- 145- 183-1425/1921 8.7% 16.3% 25.8%
芝・稍重 26- 20- 28- 224/ 298 8.7% 15.4% 24.8%
芝・ 重 9- 7- 6- 78/ 100 9.0% 16.0% 22.0%
芝・不良 2- 2- 5- 32/ 41 4.9% 9.8% 22.0%

こちらは不良馬場は苦手としているようです。 

 

こうやってみると、ディープインパクトって父親になってもスゴイなあ… 

 

このコースで実績のある脚質

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 57- 36- 22- 201/ 316 18.0% 29.4% 36.4%
平地・先行 119- 130- 119- 696/1064 11.2% 23.4% 34.6%
平地・中団 101- 102- 101-1025/1329 7.6% 15.3% 22.9%
平地・後方 23- 34- 57-1050/1164 2.0% 4.9% 9.8%
平地・マクリ 7- 6- 7- 32/ 52 13.5% 25.0% 38.5%

逃げおよび先行勢が有利ですね。中団〜後方待機型の競馬を得意とする馬には、厳しそうです。産経大阪杯限定でみてみると、

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 1- 1- 1- 7/ 10 10.0% 20.0% 30.0%
平地・先行 2- 4- 4- 27/ 37 5.4% 16.2% 27.0%
平地・中団 4- 3- 4- 35/ 46 8.7% 15.2% 23.9%
平地・後方 3- 2- 1- 22/ 28 10.7% 17.9% 21.4%
平地・マクリ 0- 0- 0- 0/ 0      

同様の傾向です。まあ、走ってみなきゃわかりませんが、今年の産経大阪杯では逃げそうな馬はいませんね。ということは1発を狙うマイネルラクリマ、レッドレイヴンあたりがハナを取るのでしょうか?はたまた、有馬記念のときのようにキタサンブラックが前に出るのでしょうか?どちらにせよハイペースにはならないと思われます。となると上がり勝負。前残りになるか…。ちなみにヨーイドンとなった場合、主力勢ではタッチングスピーチが脱落するかと思います。

 

このコースが得意なジョッキー

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率
岩田康誠 10- 9- 5-27/51 19.6% 37.3% 47.1%
M.デム 8- 3- 2-16/29 27.6% 37.9% 44.8%
武豊 5- 8- 3-32/48 10.4% 27.1% 33.3%
福永祐一 4- 5- 4-36/49 8.2% 18.4% 26.5%
池添謙一 3- 2- 3-21/29 10.3% 17.2% 27.6%
松若風馬 2- 1- 2-22/27 7.4% 11.1% 18.5%
国分恭介 2- 1- 1-25/29 6.9% 10.3% 13.8%
横山典弘 1- 0- 1- 2/ 4 25.0% 25.0% 50.0%
蛯名正義 0- 1- 4- 5/10 0.0% 10.0% 50.0%
丹内祐次 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%
柴田善臣 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%

このコースで安定なのが岩田康誠騎手(ヌーヴォレコルト)です。ここのところ、勝ちに見放された感のある岩田康誠騎手ですが、もしかすると….。

そしてやはりこの外人、M・デムーロ騎手です。どうやら情熱大陸に出演も決定したようで、やはり実績的にも外せない存在です。そして今回、キタサンブラック鞍上の武豊騎手。このあたりに注目。そして一方でイスラボニータ鞍上の蛯名正義騎手は、このコースそのものの軽々は少なめですが、結果が出ているとはいえない「勝ち切れない」状況です。

ちなみに先週の高松宮記念で優勝した福永祐一騎手(タッチングスピーチ)は、まずまずの成績。勢いに乗るか?それとも…。ちなみにAmazonで「福永さんかアタマで買うんじゃなかった…」Tシャツを発見しました。ちょっと欲しい(笑)↓

 

このコースで有利な枠

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 37- 21- 27-310/395 9.4% 14.7% 21.5%
2枠 31- 35- 47-307/420 7.4% 15.7% 26.9%
3枠 33- 42- 27-345/447 7.4% 16.8% 22.8%
4枠 34- 47- 43-348/472 7.2% 17.2% 26.3%
5枠 40- 46- 39-379/504 7.9% 17.1% 24.8%
6枠 48- 32- 43-416/539 8.9% 14.8% 22.8%
7枠 35- 42- 46-445/568 6.2% 13.6% 21.7%
8枠 49- 43- 34-457/583 8.4% 15.8% 21.6%

 ほぼフラットですかね…。

ただ、過去10年の産経大阪杯の結果をみてみると

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 0- 0- 0-10/10 0.0% 0.0% 0.0%
2枠 0- 0- 2- 9/11 0.0% 0.0% 18.2%
3枠 2- 3- 1- 7/13 15.4% 38.5% 46.2%
4枠 1- 0- 1-11/13 7.7% 7.7% 15.4%
5枠 2- 3- 1-11/17 11.8% 29.4% 35.3%
6枠 1- 0- 3-15/19 5.3% 5.3% 21.1%
7枠 2- 2- 0-15/19 10.5% 21.1% 21.1%
8枠 2- 2- 2-13/19 10.5% 21.1% 31.6%

となっております。1枠・2枠の成績がいまいち。今年はレッドレイヴンが1枠、2枠はラブリーデイとなっております。ラブリーデイでは前編でお伝えしましたように、馬齢的な問題もありますので、過剰評価にご注意ください。

 

産経大阪杯2016 注目馬はコチラ!

注目馬S

ヌーヴォレコルト 

 

注目馬A

キタサンブラック

ショウナンパンドラ 

 

注目馬B

ラブリーデイ

イスラボニータ 

アンビシャス

 

前編の過去10年の傾向だけだとキタサンブラックとタッチングスピーチの2強です。しかしながら、ペースがそれほどあがらない点などを踏まえると、タッチングスピーチは評価を下げざるを得ません。そしてこのメンツですので入れるとしたら注目馬Cといったところでしょうか。そして今回は非常に判断が難しく注目馬Bを3頭にしました。本来であればアンビシャスが「注目馬穴」なのですが、「穴」というほどオッズが付きそうにもないので注目馬Bに組み入れました。ラブリーデイ…僕は厳しい戦いになると思うんですけどね。それよりはキタサンブラック派です、僕は。

では!よい週末を!

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