予想

【桜花賞:後編】風穴空けるのはデンコウアンジュ〜過去10年の傾向から予想する〜

さて桜の女王決定戦「桜花賞」まであと2日。先日、メジャーエンブレムの絵を描いたら意外と好評。もっと女の子っぽい名前にしてあげれば良かったのに…しかもあのカラダ…と思う今日このごろです。

 

さて、ではさっそく後編に参りましょう。前編がまだ…という方は、ご一読をいただけるとより馬券購入にお役に立てるかと思います。

 

uma.hatenadiary.com

  

阪神・芝1600m(外)の特徴

コース概要

阪神・芝1600mは、スタートし、444mの直線。その後、外回りコースへ。3〜4コーナーにかけてゆるやかに下り。最後の直線は約473m、ゴール手前には高低差1.8mの急坂が待ち構えている。では、どんな脚質が有利なのか見て行きましょう。

 阪神・芝1600mに有利な脚質

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 62- 51- 33- 302/ 448 13.8% 25.2% 32.6%
平地・先行 147- 164- 150-1154/1615 9.1% 19.3% 28.5%
平地・中団 198- 179- 189-2090/2656 7.5% 14.2% 21.3%
平地・後方 40- 54- 76-1759/1929 2.1% 4.9% 8.8%
平地・マクリ 1- 1- 0- 6/ 8 12.5% 25.0% 25.0%

データは、過去10年の全クラスのデータとなっております。逃げ・先行勢が結果を残していることがわかります。ただ、「重賞」だけに絞ると下記のようになります。

脚質上り 着別度数 勝率 連対率 複勝率
平地・逃げ 9- 3- 5- 31/ 48 18.8% 25.0% 35.4%
平地・先行 8- 15- 12-141/176 4.5% 13.1% 19.9%
平地・中団 22- 20- 21-244/307 7.2% 13.7% 20.5%
平地・後方 9- 10- 10-203/232 3.9% 8.2% 12.5%
平地・マクリ 0- 0- 0- 1/ 1 0.0% 0.0% 0.0%

 逃げはより決まりやすく、中団〜後方からの差しが決まりやすくなっています。先行勢は少し他のクラスと比較すると厳しくなるようです。

今回の桜花賞で先行するであろう馬が結構いるんですよね。メジャーエンブレムをはじめとして、ラベンダーヴァレイ、ソルヴェイグ、などなどなど。逆に中団〜後方からの競馬をするであろう馬は、シンハライト、ジュエラー、デンコウアンジュ、レッドアヴァンセあたりでしょうか。

ただ、先日の典さんの件もありますしね。どんな競馬をしてくるかは終わってみないとわかりませんけどね。まあ、メジャーエンブレムはルメール騎手と当日に相談なんて情報も。

 

このコースに有利な枠

枠番 着別度数 勝率 連対率 複勝率
1枠 6- 4- 3- 67/ 80 7.5% 12.5% 16.3%
2枠 2- 3- 8- 71/ 84 2.4% 6.0% 15.5%
3枠 3- 6- 4- 72/ 85 3.5% 10.6% 15.3%
4枠 8- 8- 4- 69/ 89 9.0% 18.0% 22.5%
5枠 4- 6- 7- 75/ 92 4.3% 10.9% 18.5%
6枠 8- 7- 6- 72/ 93 8.6% 16.1% 22.6%
7枠 6- 8- 7- 99/120 5.0% 11.7% 17.5%
8枠 11- 6- 9- 95/121 9.1% 14.0% 21.5%

重賞に限って調べてみると、内寄りが少し不利になっているようです。真ん中>外>内となっております。この桜花賞限定でみても、確かに1枠は0-0-1-19、2枠も0-0-1-19となっており苦戦。逆に4枠・5枠からは8頭の連対馬、7枠・8枠からは10頭の連対馬が出ている状況。

 

このコースが得意なジョッキー

騎手 着別度数 勝率 連対率 複勝率
川田将雅 17- 5- 9-52/83 20.5% 26.5% 37.3%
M.デム 12- 8- 0-19/39 30.8% 51.3% 51.3%
福永祐一 9- 6-14-42/71 12.7% 21.1% 40.8%
武豊 6- 9- 6-63/84 7.1% 17.9% 25.0%
池添謙一 6- 7- 2-55/70 8.6% 18.6% 21.4%
松山弘平 4- 5- 6-58/73 5.5% 12.3% 20.5%
戸崎圭太 4- 4- 4-15/27 14.8% 29.6% 44.4%
秋山真一 4- 2- 6-53/65 6.2% 9.2% 18.5%
ルメール 3- 5- 3-11/22 13.6% 36.4% 50.0%
松田大作 3- 0- 4-22/29 10.3% 10.3% 24.1%
蛯名正義 3- 0- 1-10/14 21.4% 21.4% 28.6%
和田竜二 2- 8- 9-72/91 2.2% 11.0% 20.9%
菱田裕二 1- 2- 2-44/49 2.0% 6.1% 10.2%
古川吉洋 1- 1- 1-19/22 4.5% 9.1% 13.6%
松岡正海 1- 1- 0- 1/ 3 33.3% 66.7% 66.7%
藤岡康太 0- 4- 4-45/53 0.0% 7.5% 15.1%
三浦皇成 0- 0- 0- 5/ 5 0.0% 0.0% 0.0% 

やはりデムーロ騎手(ジュエラー)、ルメール騎手(メジャーエンブレム)は相変わらずの脅威の実績。日本人では、勝利数という点では川田将雅騎手(デンコウアンジュ)ですが、戸崎圭太騎手(ラベンダーヴァレイ)は参戦数こそ少なめなものの複勝率は44%を超えているので注目。武豊騎手(レッドアヴァンセ)、池添謙一騎手(シンハライト)はまずまずの成績。三浦皇成騎手(ブランボヌール)は5戦して3着内ゼロ。う〜ん…どうでしょう…

 

2016 桜花賞の注目馬ランクはコチラ!

注目馬S

デンコウアンジュ

注目馬A

メジャーエンブレム

シンハライト

 

注目馬B

ジュエラー

レッドアヴァンセ 

 

注目馬C(穴)

ラベンダーヴァレイ

 

メジャーエンブレム・シンハライト・ジュエラー、この3頭がやはり3強でしょうね。ただ昨日の武豊騎手がNHKの番組で話していたように「馬70:人20:運10」ですから、実力が拮抗している上にG1ですからベストな状態で望んでくるはず。そうすると運の10が大きく左右するのでは…

で、3強は置いておくとして、デンコウアンジュを推したいと思います。3強が強すぎるので厳しい戦いにはなるかと思いますが、阪神ジュベナイルフィリーズ、チューリップ賞と思ったような成績ではありませんでしたが、前走のチューリップ賞では久々という点を考慮すれば、今回は上向くのではという期待と、なにより過去10年の傾向では勝率だけを考えればシンハライトを超えている点に注目しました(そのわりに連対・3着内の確率が低いのですが…)。血統的な問題などあるのですが、メジャーエンブレムのオッズが相当低いと思うので、うまく3着内に滑りこんでいただきたいところ。

また注目馬Bのレッドアヴァンセか注目したいと思います。前走ではやはり体重大幅減が影響したことは否定出来ないでしょう。ただ、今回は調教後の体重を観ても、問題はなさそうで、音無調教師いわく+4〜6kgとなる予定とのこと。ゲートを上手く出てくれれば…3着内を期待。

以上です!

では!よい週末を!

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