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【七夕賞:前編】大波乱必至のハンデ戦を制するのはどの馬?〜過去10年の傾向から注目馬をピックアップ〜

【やっぱり馬が好き劇場】ゲスト:ダコールさん

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過去10年の傾向 その1

 

▷スズカのワンポイント

過去3走以内の単勝人気をチェック

 

 

過去10年の七夕賞の出走馬において、過去3走の「最高単勝人気」別で調べてみると、1番人気〜3番人気までが好走する傾向がありそう。4番人気以下になるとぐっと下がる。この傾向でのトップは、ルミナスウォリアー。過去3走は1000万下・1600万下でのレースだが1人気・1人気・4番人気となっている。またヤマニンボワラクテも、前走の天皇賞(春)では格上とのレースを強いられたので17番人気の17着となったが2走前は2番人気・3走前は5番人気となっている。

単勝人気成績勝率連対率3着内率
1番人気4-2-3-1318.2%27.3%40.9%
2番人気2-0-1-1213.3%13.3%20.0%
3番人気1-4-1-96.7%33.3%40.0%
4番人気0-1-1-200%4.5%9.1%
5番人気1-0-1-127.1%7.1%14.3%
6~9番人気2-2-3-434.0%8.0%14.0%
10番人気以下0-1-1-200%4.5%9.1%

データ分析:七夕賞 今週の注目レース JRA

 

過去10年の傾向 その2

 

▷スズカのワンポイント

直近芝レースの4コーナーの通過順位をチェック

 

 

 

過去10年の七夕賞の出走馬の「直近の芝レースにおける4コーナーの通過順位」をみてみると、中団からの競馬を選択した馬は苦戦する傾向にありそう。前か、もしくは後ろからの競馬をした馬が結果を残している。

■1〜4番手

  • ウインリバティ
  • クリールカイザー
  • ダコール
  • メイショウナルト
  • ヤマニンボワラクテ

 

■5〜9番手

  • アロマカフェ
  • シャイニープリンス
  • ステラウインド
  • マジェスティハーツ
  • ルミナスウォリアー

 

■10番手以下

  • アルバートドッグ
  • オリオンザジャパン
  • カンタベリーナイト
  • ナカヤマナイト
  • バーディーイーグル
  • マーティンボロ
  • マイネルラクリマ
  • メイショウカンパク

 

となっている。

4コーナーの位置成績勝率連対率3着内率
1~4番手4-4-4-437.3%14.5%21.8%
5~9番手2-1-5-553.2%4.8%12.7%
10番手以下4-5-2-319.5%21.4%26.2%

データ分析:七夕賞 今週の注目レース JRA

 

過去10年の傾向 その3

 

▷スズカのワンポイント

単勝6番人気以下にも十分注意せよ

 

 

 

 

過去10年の七夕賞の結果をみてみると、単勝人気が高いほど3着内率は高いと言える。特に1番人気と2番人気は3着内率が60%となっている一方、6番人気以下から1着馬が4頭、3着内馬が10頭出ている点も見逃せない。

単勝人気成績勝率連対率3着内率
1番人気2-2-2-420.0%40.0%60.0%
2番人気1-2-3-410.0%30.0%60.0%
3番人気1-0-2-710.0%10.0%30.0%
4番人気0-1-1-80%10.0%20.0%
5番人気1-0-0-910.0%10.0%10.0%
6~9番人気3-3-1-337.5%15.0%17.5%
10番人気以下2-2-2-642.9%5.7%8.6%

データ分析:七夕賞 今週の注目レース JRA

 

過去10年の傾向 その4

 

▷スズカのワンポイント

過去3走の距離に注目する

 

 

 

 

福島競馬場で行われた過去6回の七夕賞の優勝馬の特徴として、過去3走の距離を調べてると、3頭が「3走とも同距離」、残りの3頭が「3走とも異なる距離」だった。

この傾向に当てはまる馬は

  • アルバートドッグ
  • オリオンザジャパン
  • カンタベリーナイト
  • クリールカイザー
  • ダコール
  • マーティンボロ
  • マイネルラクリマ
  • マジェスティハーツ
  • メイショウカンパク

となっている。

この中から今年も優勝馬が出るのだろうか。

年度優勝馬3走前前々走前走
09年ミヤビランベリ芝1800m芝2000m芝2500m
10年ドモナラズ芝1800m芝1800m芝1800m
12年アスカクリチャン芝1600m芝1600m芝1600m
13年マイネルラクリマ芝1600m芝2000m芝1800m
14年メイショウナルト芝2000m芝2000m芝2000m
15年グランデッツァ芝1600m芝1800m芝2000m

 

過去10年の傾向 その5

 

▷スズカのワンポイント

斤量の軽い馬の1発に注意

 

 

 

 

 過去10年の七夕賞の傾向をみてみると、斤量が重いほど複勝率は上がる傾向にある。ただし勝率となるとこの通りにはいかず、最も勝率が高いのは55.5〜57kgだが、2番目は49.5kg〜51kgの斤量が軽い馬であることに注目したい。この斤量から3頭の1着馬が出ている。

斤量着別度数勝率連対率複勝率
~49kg0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%0.0%
49.5~51kg0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%0.0%
51.5~53kg3- 2- 1- 29/ 358.6%14.3%17.1%
53.5~55kg1- 4- 5- 42/ 521.9%9.6%19.2%
55.5~57kg5- 2- 3- 37/ 4710.6%14.9%21.3%
57.5~59kg1- 2- 2- 9/ 147.1%21.4%35.7%

 

過去10年の傾向 その6

 

 

▷スズカのワンポイント

5・6歳馬が中心

 

 

 過去10年の傾向からみてみると、高齢になればなるほど、好走する確率は低くなる。5歳馬・6歳馬が中心、そして4歳馬とみてよいでしょう。
年齢着別度数勝率連対率複勝率
2歳0- 0- 0- 0/ 0   
3歳0- 0- 0- 0/ 0   
4歳0- 2- 1- 6/ 90.0%22.2%33.3%
5歳5- 4- 3- 36/ 4810.4%18.8%25.0%
6歳4- 4- 5- 37/ 508.0%16.0%26.0%
7歳1- 0- 1- 24/ 263.8%3.8%7.7%
8歳0- 0- 1- 13/ 140.0%0.0%7.1%

 

週末までの注目馬はコチラ!

  1. ルミナスウォリアー(柴山雄一)
  2. ヤマニンボワラクテ(藤懸貴志)
  3. オリオンザジャパン(内田博幸)
  4. アルバートドッグ(戸崎圭太)
  5. ウインリバティ(石川裕紀人)
  6. シャイニープリンス(北村友一)
  7. バーディーイーグル(吉田豊)
  8. ダコール(小牧太)

 

ルミナスウォリアー

安定感抜群のルミナスウォリアー。掲示板を外したのは鹿野山特別(1000万下・ハンデ)の7着のみ。3戦連続上がり最速。初重賞チャレンジ。ちなみに唯一掲示板を外した鹿野山特別では良馬場発表ながら小雨だった。

 

ヤマニンボワラクテ

前走の天皇賞(春)の17着は力の差。福島は2-1-1-0と得意なコース。ボワラクテはフランス語の天の川。フラッグはすでに立ってる?

 

オリオンザジャパン

ダート戦線でやってきた6歳騙馬。前々走のメイS(OP・芝1800m・東京)で芝に挑戦。8着に敗れたものの上がり33.3と最速。無視は出来ない存在。

 

アルバートドッグ

鞍上は戸崎圭太騎手に乗り替わり。調子も良さそうなので期待。7月〜9月の競馬だけは1着がないのは気になる点。またここ3走が18着→5着→7着という結果。どこまで調子を戻せるか

ウインリバティ

夏になると注目される牝馬。今回唯一の牝馬がウインリバティ。ただここ4走は最高位が8着。ただ好調だった昨年秋の調子に戻りつつあるとのコメントもある。7〜9月は3-2-0-3という暑さに強いウインリバティ。期待。

 

シャイニープリンス

前々走の福島民報杯(OP・芝2000m)では、ヤマニンボワラクテを振り切り1着。前走の新潟大賞典(G3)では3着。1600m中心のレースから2000mに切り替え成績が向上。ただ昨年の福島記念は重馬場で10着と惨敗しているので、馬場には気をつけたい1頭。

 

バーディーイーグル

ダートから芝に転向して3戦。4着→3着→1着と好成績。初のOPクラス入り1戦目となる。

 

ダコール

前走の新潟大賞典では4着。ハンデもあるが踏ん張りのあるとにかくパンパンの馬場が条件というコメントもある。ただ、週末の福島競馬場の天候はスッキリしなそうなので、注意が必要でしょう。

 

こちらからは以上です!

追記;後編アップしました↓

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