ごきげんよう。
さて、阪神ジュベナイルフィリーズG1の裏番組的レース、波乱必至のダート短距離「カペラステークス」が中山競馬場で行われます。
こちらもサラッとですが、カペラステークスの過去の傾向から注目馬を絞りこんでいきましょう。
Contents
コース特徴
ダートコースの頂上に位置する2コーナー奥、芝コースのバンクの外に発走ポケットがある。芝スタート+下りスタート+短距離戦なのでテンが非常に速い。し かも4コーナー出口までずっと下りのため、ハイペース必至。ただし、直線に坂があるため、上がりはダート1200m戦の中でも一番かかる。
それでも芝とは違い、図からも分かるとおりダートの上り坂は直線入り口から始まるだらだら傾斜。しかもゴール前直線も300m程度と短く、典型的な前崩れはほとんど期待できない。
たとえハイペースがみえていても中心は逃げ・先行馬。速い馬が3〜4コーナーのコーナリングで千切ってしまうと後続はなす術なし。枠順は、スタート後の芝 部分を長く走れる点、砂を被ったり揉まれることなく先行できる点で外枠が有利。また、頭数が少ないほど前が有利になる傾向がある。
ただし、古馬の上級条件になると、一転して差し・追い込みが決まり出す。全体の傾向と異なるポイントは高配当になることが多いので頭に入れておく必要があるだろう。
カペラステークスは荒れ模様
このカペラステークス、荒れやすいようです。過去7年の3着内馬(のべ21頭)のうち、半分の11頭が6番人気以下でした。過去7年の単勝実績は
- 14年 4,680円(12人気)
- 13年 1,120円(7人気)
- 12年 640円(3人気)
- 11年 390円(2人気)
- 10年 440円(3人気)
- 09年 940円(5人気)
- 08年 1,070円(4人気)R
となっており。昨年はなんと12番人気。
馬連は
- 14年 51,150円
- 13年 4,240円
- 12年 2,240円
- 11年 1,560円
- 10年 18,610円
- 09年 970円
- 08年 7,760円
となっております。
ジュベナイルフィリーズしかり、カペラステークスしかり、今週は荒れるのかなあ…
過去のレース動画
2014/12/14 第7回 カペラS(GⅢ)【ダノンレジェンド】
過去3走の距離は要チェック
過去7年の優勝馬7頭は、いずれも過去3走で「2回以上ダート1400〜1600Mのレースに出走」していた。さらに「3回」組が2011年より4連勝中。勝率も30.8%、連対率46.2%。
出走回数 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
3回 | 4-2-0-7 | 30.8% | 46.2% | 46.2% |
2回 | 3-1-5-26 | 8.6% | 11.4% | 25.7% |
1回 | 0-2-1-26 | 0% | 6.9% | 10.3% |
0回 | 0-2-1-29 | 0% | 6.3% | 9.4% |
3回組(4-2-0-7/30.8-46.2-46.2)
- キクノストーム
- タイセイファントム
2回組(3-1-5-26/8.6-11.4-25.7)
- アドマイヤサガス
- キョウエイアシュラ
- サウンドガガ
- サクラアドニス
- デルマヌラリヒョン
- マルカフリート
1回組(0-2-1-26/0.0-6.9-10.3)
- エーシントップ
- カジキ
- カーティスバローズ
- サトノタイガー
- シゲルカガ
0回組(0-2-1-29/0.0-6.3-9.4)
- エイシンヴァラー
過去3走の着順をチェック
過去7年において、過去3走以内に出走したダート1400M以下のレースでの最低着順位別に成績を調べると、優勝馬7頭はすべて「3〜5着」組。
最低着順 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
1、2着 | 0-2-1-14 | 0% | 11.8% | 17.6% |
3~5着 | 7-2-3-19 | 22.6% | 29.0% | 38.7% |
6~9着 | 0-2-3-17 | 0% | 9.1% | 22.7% |
10着以下 | 0-1-0-30 | 0% | 3.2% | 3.2% |
該当レース不出走 | 0-0-0-8 | 0% | 0% | 0% |
該当する出走馬は
- キクノストーム
- キョウエイアシュラ
- サウンドガガ
- シゲルカガ
- タイセイファントム
- トキノゲンジ
優勝馬は内寄り・外寄り
馬番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 3着内率 |
1~4番 | 4-1-1-22 | 14.3% | 17.9% | 21.4% |
5~8番 | 0-4-2-21 | 0% | 14.8% | 22.2% |
9~12番 | 1-1-2-23 | 3.7% | 7.4% | 14.8% |
13~16番 | 2-1-2-22 | 7.4% | 11.1% | 18.5% |
優勝馬は、1〜4および13〜16番となっている。短距離だけにもまれると厳しいってことなのだろう。一方、2着・3着を考えると5〜8番あたりも考えたほうが良さそう。
同コースが得意な種牡馬
Roman Ruler(3-0-0-5/37.5-37.5-37.5)
- サウンドガガ
サウスヴィグラス(27-27-38-242/8.1-16.2-27.5)
- エイシンヴァラー
キングカメハメハ(11-12-10-92/8.8-18.4-26.4)
- サトノタイガー
マンハッタンカフェ(6-7-6-57/7.9-17.1-25.1)
- カーティスバローズ
バトルライン(2-3-3/14.3-35.7-57.1)
- デルマヌラリヒョン
数は少ないものの、サウンドガガの種牡馬は非常に好成績を収めています。サウンドガガの実績からも今レースは要注意でしょう。一方、種牡馬の信頼性のある実績といったところでは、サウスヴィグラス系のエイシンヴァラーが良さそう。
同コースが得意な騎手(2強)
- 内田博幸騎手(34-22-19/14-23.1-31.0):キクノストーム
- 柴田善臣騎手(25-27-29-155/10.6-22.0-34.4):カジキ
このふたりが群を抜いた成績を残しています。
まとめ
注目馬S
- サウンドガガ
- エイシンヴァラー
注目馬A
- カジキ(騎手◯)
注目馬B
- キクノストーム(騎手◯)
- シゲルカガ
個人的には紅一点「サウンドガガ」に注目しております。
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