予想

【毎日杯:前編】JRA重賞で好走した馬がオススメ〜過去10年の傾向から予想する〜

3/23追記:レプランシュ出走回避だそうです

 

さて、今週のJRA重賞はG1の「高松宮記念」をはじめ、G2の「日経賞」、そしてG3の「毎日杯」・「マーチステークス」、そして土曜日の深夜にドバイと盛りだくさん。ちなみにドバイワールドカップは、グリーンチャンネルはスクランブル放送(無料)なので日曜日がお休みの方はゆっくり楽しんでいただくとよろしいかと思います。

 

JRA × JRAレーシングビュアー ドバイワールドカップデー特集2016

今週の競馬予想は「高松宮記念」とこの「毎日杯」の2本立て。「日経賞」は、あまり大きな傾向がなかったので…。

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では、まず予想の前に、毎日杯の過去10年を振り返りましょう。

 

毎日杯 過去10年を振り返る

日付馬名S性別年齢騎手斤量頭数人気馬場状態単勝配当複勝配当枠連馬連馬単3連複3連単
150328ミュゼエイリアン3川田将雅5615714003305670569012300628050680
140329マイネルフロスト3柴田大知56145800240257024305430605040230
130323キズナ3武豊5613115011056017602240402014510
120324ヒストリカル3安藤勝己561312801405508901440314010350
110327レッドデイヴィス3浜中俊57182380140129020203090110010510
100327ダノンシャンティ3安藤勝己56113370150166022703710285016440
090328アイアンルック3小牧太56141270140660123001732018690115030
080329ディープスカイ3四位洋文5614687024017001620378038880233880
070324ナムラマース3藤岡佑介57141200110700820107027008860
060325アドマイヤメイン3福永祐一561512301301790661089801446084210

 昨年は川田将雅騎手騎乗の7番人気のミュゼエイリアンが優勝。一昨年はマイネルフロスト、そして13年はキズナと、今後 JRA重賞で活躍するであろう3歳馬の重賞レースとなります。配当もところどころ3連複では万馬券が見受けられますが、まずまずの配当。では、過去10年のオッズ別の着別実績をみてみましょう。 

単勝オッズ着別度数勝率連対率複勝率
1.0~ 1.40- 0- 0- 0/ 0   
1.5~ 1.91- 0- 0- 0/ 1100.0%100.0%100.0%
2.0~ 2.94- 0- 1- 1/ 666.7%66.7%83.3%
3.0~ 3.92- 1- 3- 2/ 825.0%37.5%75.0%
4.0~ 4.90- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%0.0%
5.0~ 6.90- 2- 1- 3/ 60.0%33.3%50.0%
7.0~ 9.92- 1- 2- 13/ 1811.1%16.7%27.8%
10.0~14.91- 2- 2- 12/ 175.9%17.6%29.4%
15.0~19.90- 0- 0- 7/ 70.0%0.0%0.0%
20.0~29.90- 2- 0- 11/ 130.0%15.4%15.4%
30.0~49.90- 0- 0- 13/ 130.0%0.0%0.0%
50.0~99.90- 2- 1- 19/ 220.0%9.1%13.6%
100.0~0- 0- 0- 27/ 270.0%0.0%0.0%
データ無し0- 0- 0- 0/ 0   

あまり大穴は期待できなさそうですが、7〜14.9倍で3-3-4-25/35(8.5%-17.1%-28.5%)と過去10年で3頭が1着、連対馬の全20頭中6頭がくいこんでいる結果となっており、中穴くらいを狙うには良さそうな重賞競馬となっています。

 

阪神・芝1800m外回りの特徴 

http://www.jra.go.jp/keiba/thisweek/2016/0326_2/img/pic_course.png

画像:レースについて:毎日杯 今週の注目レース JRAより転載

 

2コーナー奥からのスタート。しばらく平坦な600mほどの直線ということで、あまり忙しくなく枠順による有利不利は大きくない。3コーナーあたりから上り、4コーナーへ向けてゆるやかに下る。そのスピードを維持しつつホームストレッチへ。直線は473m。ゴール直前に高低差1.8mの上り坂。下り坂の勢いを利用し、最後の上り坂で苦しんだ先行勢を追い込む末脚をもつ切れ味のある馬に有利なコース。逆に加速力のない馬には厳しいレースとなるコース。血統でいうと、ディープインパクト産駒、ダイワメジャー産駒、キングカメハメハ産駒が走る傾向にある。

では、好走馬の傾向はどうなっているかというと

 

好走馬の傾向 その1

JRA重賞で5着内の経験があるコト

過去10年の優勝馬の10頭すべてJRAの重賞で5着内の経験あり。勝率・連対率・複勝率とも、経験があるとないとでは大違い。

経験の有無成績勝率連対率3着内率
あり10-2-4-2922.2%26.7%35.6%
なし0-8-6-820%8.3%14.6%

データ分析:毎日杯 今週の注目レース JRAより引用

この経験がある馬は、

  • スマートオーディン(東京スポーツ・1着)
  • タイセイサミット(弥生賞・4着)
  • レプランシュ(きさらぎ賞・2着)
  • ロワアブソリュー(アーリントンC・3着)
  • アーバンキッド(アーリントンC・5着)

となっている。この時点で予想は相当絞られたといっても過言ではないでしょう。

 

さらにJRAの重賞で5着内の経験がなかった場合、同年のJRA4大場(東京・中山・京都・阪神)での500万下かオープン特別での連体経験があるかないかで、傾向に偏りがみられる。

連対経験の有無成績勝率連対率3着内率
あり0-6-4-280%15.8%26.3%
なし0-2-2-540%3.4%6.9%

データ分析:毎日杯 今週の注目レース JRAより引用 

 

 ただし、この経験がある馬は、今回の出走予定馬ではいません。パールコードが2月に京都1800mで行われた「つばき賞(500万下)」で牡馬混じって2着と同タイムとなっているので、パールコードについては「あり」としても良いかもしれない。ただ、とは言っても連対率は15.8%止まりなので「穴」としての検討材料でしかなさそう。

 

好走馬の傾向 その2

JRA1800mのレースで3着内の経験があるコト

過去10年の優勝馬の全10頭中、9頭がこの経験がある。優勝馬を検討する上でに非常に重要な要素。

経験の有無成績勝率連対率3着内率
あり9-8-8-6510.0%18.9%27.8%
なし1-2-2-462.0%5.9%9.8%

 データ分析:毎日杯 今週の注目レース JRAより引用 

これに該当する優勝馬候補は多くなってしまうので、前項のJRA重賞で5着内の経験があり、かつこのJRA1800mでの3着内の経験がある馬と限定すると、下記4頭が浮かんでくる。

  • スマートオーディン
  • タイセイサミット
  • レプランシュ
  • ロワアブソリュー

この4頭のぶつかり合いのレースになりそう。

 

好走馬の傾向 その3

前走がJRAの重賞であること

過去10年の優勝馬10頭中の9頭は、前走がJRAの重賞だった。

前走の条件成績勝率連対率3着内率
JRAの重賞9-2-2-3220.0%24.4%28.9%
その他のレース1-8-8-791.0%9.4%17.7%

  データ分析:毎日杯 今週の注目レース JRAより引用 

 この経験がある馬は前項の

  • スマートオーディン
  • タイセイサミット
  • レプランシュ
  • ロワアブソリュー

に加えて、アーバンキッド(アーリントンカップ・1人気・5着)となっている。

さらに、その前走がJRAの重賞でなかった馬で、そのレースでの実績が2着以内だと若干だが好走する傾向。

前走の着順成績勝率連対率3着内率
2着以内1-8-6-541.4%13.0%21.7%
3着以下0-0-2-250%0%7.4%

  データ分析:毎日杯 今週の注目レース JRAより引用 

さらに、その前走がJRAの重賞でなかった馬で、そのレースでの単勝人気が4番人気以下だとほぼほぼ走らない。

前走の単勝人気成績勝率連対率3着内率
3番人気以内1-8-7-441.7%15.0%26.7%
4番人気以下0-0-1-350%0%2.8%

データ分析:毎日杯 今週の注目レース JRAより引用 

これらに該当する3着内を検討する必要がありそうな馬は、

  • ステイキングダム
  • ドゥオーモ
  • ディープエクシード
  • トーアライジン

 

毎日杯2016 注目馬候補はコチラ!

毎日杯の過去10年の傾向からみる好走するであろう注目馬はコチラ!カッコ内は想定騎手。

  • スマートオーディン(戸崎)
  • タイセイサミット(川田)
  • レプランシュ(内田)
  • ロワアブソリュー(シュタルケ)
  • アーバンキッド(石橋)
  • ステイキングダム(?)
  • ドゥオーモ(四位)

 

スマートオーディン。前走の共同通信杯では6着。折り合いが課題だが、切れ味はピカイチ。

タイセイサミット。前走の弥生賞では、マカヒキ→リオンディーズ→エアスピネルに続く4着。あの3頭ならば仕方ないか…。

レプランシュ。前走のきさらぎ賞では、サトノダイヤモンドに負けたものの、サトノダイヤモンドならば仕方ない。上がり3Fはサトノダイヤモンドと0.1秒差。

ロワアブソリュー。2走前のきさらぎ賞では7着に沈むが、前走のアーリントンカップでは3着

アーバンキッド。1600mの経験しかないが、1800mになることで競馬がしやすいとのこと。唯一の関東馬。

ステイキングダムドゥオーモはいまのところは抑え。

 

ではよい1週間を!よい競馬ライフを!

 

 

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