最近、「ゴーゴーヒュウガ号」を知りました。
(画像:競走馬のふるさと案内所)
7歳の牡馬。中央競馬32戦2勝。2012年6月の駒ケ岳特別での勝利を最後に5着に入ることもなく21戦。11月15日に東京で行われたTVK賞でも、単勝371倍で結果もビリ。
そんなゴーゴーヒュウガですが、産まれは北海道の静内農業高等学校。全国の高等学校で唯一サラブレッドを生産している学校のようです。
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そして馬主は、勝負服からも分かるひともいるかもしれませんね。永井啓弍さんです。
故サイレンススズカの馬主さんです。
実習作業は生産科の生徒、馬術部のメンバーで行う。出産こそ安産だったとはいえ、「彪牙(ひゅうが)」と名付けられた鹿毛馬は虚弱体質で育成は苦労 の連続だった。08年の当歳セリを骨端炎で辞退するなど脚元が弱く、運動をするとすぐに脚に熱を持った。水で冷やしても引かず、教師と生徒で話し合い、額 に乗せて熱を冷ます人間用のゲル状保冷剤を購入。生徒4人で15分間脚元を冷やし続けることが日課になった。夜間に脚をケガして病院に駆け込み、寝ずに見 守り続けたこともあった。
下痢が続くとカイバの研究にいそしんだ。悩みは尽きず、草なぎ部長は眠れない日々が続いた。1歳になるとようやく成長し、09年のセリで落札され ると全員で号泣した。価格は260万円。「本当にうれしかった。生産の難しさ、命の大切さを、馬を通して教わりました」と振り返る。
(転載:高校生生産ヒュウガ夢はダービー/新馬戦 – 競馬ニュース : nikkansports.com)
勝てなくても走り続けるゴーゴーヒュウガ。成績からいったら、抹消されてもおかしくない成績。でも、その裏には、馬主である永井さんが、静内農業高等学校の学生さんの「ダービーへの夢」を支え続けるという強い思いがあるのかもしれませんね。
ちなみに静内農業高校生産の競走馬は、現在「ゴーゴーヒュウガ」の他に、地方競馬で活躍する「ミンナノユメ」号も走っているようですよ。
参考:
高校生生産ヒュウガ夢はダービー/新馬戦 – 競馬ニュース : nikkansports.com
北海道静内農業高校生産馬ゴーゴーヒュウガが2勝目 | 馬産地ニュース | 競走馬のふるさと案内所
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http://db.netkeiba.com/horse/2008100933/